リモートワークに必要なことはそんなに多くない
未経験からのリモートワークに尻込みしてしまう人はたくさんいます。
何から始めればいいのか?
どう働けばいいのか?
今までとは全く違う考え方をしなければならないのか?
そもそもリモートワークできちんと回るのか?
心配事や不安は尽きませんね。でも、実はリモートワークをするために必要な事はそれほど多くないんです。
リモートワーカーとして、リモートワーカーを抱えるオフィス側から、それぞれ大切なポイントを簡潔に解説します!
未経験なリモートワーカーが気をつけるべきこと4つ
まずはリモートワークを「する側」の人にぜひ気をつけてほしいことをご紹介します。
特別な準備というよりは少しの「心がけ」や「マイルール」が必要なんです!
1.切り替える
リモートワークを始める時によく不安材料のひとつとしてあげられるのがこの「切り替え」問題です。「周りの目がないとサボってしまうのでは?」と考える方が多いようですが、どちらかというと働き過ぎてしまう人が多いようですね。
食事や休憩の時間が曖昧になったり、夜中になってからついメールやグループウェアをチェックしてしまったり。それでは能率的とは言えませんし、少しずつ割いたリソースは、ストレスや疲れとなって返ってきます。時間で区切るか作業で区切るか個々の自由ですが、きちんと「切り替える」努力をすることが大切。ずるずると仕事してしまうことだけはやめておきましょう。
2.周囲に「仕事をしている」と理解してもらう
毎日家にいて仕事をすることには、介護や育児にすぐ着手できる、合間に家事を済ませることができる、家族とのコミュニケーションの時間が増える、など多くのメリットがあります。しかしこのメリットは「仕事をしているとイマイチ認識してもらえない」というデメリットと表裏一体となっているんです。
家にいるが故に、遠慮なく話しかけられたり用事をお願いされたりしてしまうような状況だと、なかなか作業に集中することができません。自宅と言えど、そこで仕事をしているなら「オフィス」であり「就業時間内」であると線引きをし、家族にもある程度その旨を理解してもらうようにしましょう。
3.きちんと休む
「切り替え」に通ずる問題ですが、「休む」「リフレッシュする」は非常に大切です。ジムへ行く、散歩をする、読書をするなど、手段はなんでも大丈夫。仕事から離れる時はきっぱりと離れ休息をとること、仕事と全く違う世界に触れることは、新しいアイディアを生む土壌を耕すことにもなります。「これはサボりでは?」などと引け目を感じずに、堂々とリフレッシュしてください。
4.アピールする
普段仕事をしている姿が見えない、その場にいない、それだけで「何をしているのかわからない人」になりがちです。「今、何をしているのか」「何を困難に感じているのか」「進捗はこれくらい」「新しいアイディアを思いついた」など、コミュニケーションツールや社内SNSにどんどんアップしていきましょう。面と向かって話さないからこそ、web上では雄弁であることを心がけてください。
リモートワークで失敗しないために注意すべき10のコト
リモートワークで集中するための5つの方法
リモートワーク未経験なオフィスが気をつけること4つ
1.ペーパーレス化
メンバー同士が離れて仕事するために、ペーパーレス化は必須事項です。チームメンバーがどこにいてもアクセスできる領域に、最新の資料データを置いておくことにしましょう。紙やトナー代の節約にもなりますね。
2.情報格差をなくす
特にチーム内の少数の人間がリモートワーク、という状況に生まれやすいのが情報格差。オフィスのメンバーだけでなんとなく雑談のように話して決定してしまう…というなあなあの流れをなくし、打ち合わせや相談のログは必ず取っておいて、誰でもが閲覧できるようにしておきましょう。決定事項を社内掲示板などで周知しておくことも大切です。
3.最低限の装備の徹底
リモートワークに必要な装備は、web会議用のカメラとマイク、そしてコミュニケーションツールです。できればPCはカメラ付きのものにして、インカムやマイク付きのイヤフォンを常に用意しておくようにしましょう。
チームで使用するコミュニケーションツール(チャット、web会議、ストレージサービスなど)も、デフォルトで使うものを統一しておくのが良いでしょう。最初のうちは色々使ってみて、メンバーみんなで使用感など話し合うと良いですね。
4.雑談の推奨
なんとなく呟いた言葉を拾ってもらったり、休憩ついでに世間話をしたり、思っているよりずっと人は「雑談」をするものです。リモートワークで孤独を感じてしまう人の多くは、この「雑談」に飢えているのではないでしょうか。
社内SNSやコミュニケーションツールに雑談チャンネルを作る、タイムラインにとりとめのないつぶやきをあえて流すなど、業務と関係ないことでも、思っていることをどんどん流していく習慣を、メンバー全員に推奨してみましょう。それだけで、目の前に姿がなくてもお互いの存在を感じることができますし、多くのアイディアが生まれるチャンスでもあります。
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この記事を書いた人
土佐光見
リモートワーク研究所研究員・ライター。
webショップの企画運営、web制作、ディスクリプションライティングを経験し、フリーランスに。リモートで働く二児の母。趣味は読書、観劇、俳句。