(最終更新 2018/08/03)
都心で働いていると、通勤時に満員電車を使わねばならない方がほとんどでしょう。春夏秋冬、すし詰めの車内で体を押しつぶされながら毎日通勤をするというのは、大変なストレスです。実はこの「通勤」こそが、現代人が気持ち良く仕事することができない要因の一端を担っているのではないでしょうか?
従来の働き方のままだと、「出社」と「通勤」は切っても切れない密接な関係にあるように見えます。しかしこれらを分けて考えることができれば、もっとシンプルに気持ち良く働くことができるはずです。
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リモートワーク = コミュニケーション不足?
リモートワークというと、どうしても「孤独に働く」「勝手に働く」というイメージが付いて回ります。それに付随して「コミュニケーションが取れない」「ちゃんと働いているのか把握できない」などの不安も生じるようです。
しかしチームとして「同時に働く」というルールを崩さなければ、リモートワークで通勤のストレスだけを排除し、従来の働き方のメリットを残すことが可能なのです。
「通勤」をやめて「出社」はそのまま
そこで最近出てきた考え方が「デジタル出社(論理出社)」。「通勤」にかかる労力やコスト、ストレスはなくして、「出社」することで得られる連体感やチームワーク、コミュニケーションは残しておく。
具体的にはバーチャルオフィスツールを使って、働く「場」自体をオンライン上に設け、そこにログインすることで「出社」する。チームの大前提として、「同じ時間帯に働く」というルールは守っていますので、物理的な場所は離れていても、バーチャルオフィスツールにログインしている限り、同僚はそこにいて、いつでも相談したりコミュニケーションをとったりできるのです。ログアウトをもって「退社」とすれば、基本的なワークスタイル自体は物理的なオフィスに出勤していた時代と何ら変わりはありません。
しかし自宅から離れたオフィスにいなければならないという制約からは解放されていますので、例えば子供のお迎えや家の用事で少し席を外したりということが柔軟にできるのです。
このデジタル出社(論理出社)を実践しているのが株式会社ソニックガーデンです。
新卒からリモートワーク 通勤をしたことがない社員 〜株式会社ソニックガーデン 野本司
リモートワークはみんなのためのもの
物理的な出社をやめる、つまり「通勤をなくす」。このワークスタイルなら、同僚と一緒に働いているという気持ちを失うことなく、好きな場所でもっと自由に働くことができます。リモートワークは、みんなが幸せに働くことができる、ひとつの大きな手段です。
なんらかの理由によって物理的なオフィスに集まることができない社員の救済のため、地方に住む人材を社員として迎え入れるため、そういった特別な事情のためにリモートワークの導入を検討するのではなく、もっとシンプルに考えてみても良いではないでしょうか?
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