ワーケーション。それは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で意味はそのまま、「働きながら休暇をとること」。この企画では旅行好きのリモートワーク研究所研究員の野本が国内外に旅立ち、各地でリモートワークをしその様子をレポートします。
(最終更新 2018/08/14)
こんにちは!リモートワーク研究所の野本です。今回は私野本がついに日本を飛び出し、お隣韓国でワーケーションしてきましたので、その様子をレポートします!
これまでのワーケーションレポートはこちら
ワークとバケーションを同時に!?ソニックガーデンの初ワーケーション in 和歌山
『おためしサテライト』で移住決定 ソニックガーデン社員が1週間島根で仕事してみた
きっかけ
今回なぜ韓国に行くことになったかというと、私が学生の時に留学先で出会ったスウェーデン人の友達3人が韓国に遊びにくるという連絡をうけ、なんとか会えないかなと考えたのが始まりです。
私も最初は普通にお仕事の休みをもらって行くことを考えており、その旨を会社のメンバーに相談してみると「せっかく行くなら韓国で働いてみたらいいんじゃない?」「週末だけ韓国にいるのもったいないよ」という思わぬ展開に。
確かに考えてみると、島根や和歌山でワーケーションできたのだから、韓国にいってもできるはず。少し不安もありましたが、9日間のプサンとソウルでの初海外ワーケーションに挑戦することを決めました。
プサン ~美しい海でのんびりバケーション~
まずはじめに向かったのがプサンです。ここは韓国第二の都市で、対馬海峡に面しており昔から日本と韓国を結ぶ交通の要所だそう。ちなみにプサンの人が話す言葉は訛りが強く、きつく聞こえるため、友人は「日本語で言うところの関西弁みたいな感じ」といってました(笑)
到着してすぐにスウェーデン人と韓国人の友達と合流し、食事に向かいました。
これはデジクッパと呼ばれる豚肉のスープにご飯を入れて食べるプサンの料理だそうです。食欲をそそるニンニクの香りに、腹ペコの私たちは再会の喜びを分かち合うのも忘れ、無言でデジクッパを堪能しました(笑)
食欲を満たした一行は、今回の宿泊先のヘウンデに向かいました。ヘウンデはプサン中心部から少し離れたところにある有名なリゾート地でビーチの近くには外国人専用のカジノがあったりします。ここのビーチで2日間のんびり過ごしました。
それにしてもすごい人の数…。
そしてプサンで忘れてはならないのが海鮮料理です!たくさん海鮮をいただきましたが、今回は少し変わったものをご紹介します。それはなんと…「タコの踊り食い」です。
写真では伝わらないですが、動いてます。味付けはごま油とのりをかけただけというシンプルなもの。正直なところ、踊り食いの文化のある日本人の私にとってはそこまでインパクトのあるものではありませんでしたが、タコを食べる習慣すらないスウェーデン人の友人達からすると仰天ものだったようで、「お前が先食べろ」と互いに譲り合っている姿が面白かったです。口に入れてからもタコの吸盤がくっつく感覚が楽しかったようで、このタコだけで30分ぐらい盛り上がっていました(笑)
海鮮ではないのですが、続いてご紹介するのは「ポンデギ」です。蚕のサナギを醤油ベースの出汁で煮込んでいます。
一瞬食べるのに戸惑いましたが、ここでレポートするためにしっかり味わってきましたよ(笑)感想は「柔らかいエビ」です。味付け自体は醤油なので普通に食べられます。自分がサナギを食べていることを忘れるのが大切です。
プサンでのんびり過ごした一行はソウルに向かいました。電車で2時間ちょっと。あっという間です。
ソウル ~コワーキングスペースでお仕事~
ソウルについた次の日からはお仕事しました。せっかくなのでソウルのコワーキングスペース2箇所でお仕事させてもらいました。
1つ目はpotsnpansというコワーキングスペース。
おしゃれなカフェみたいですね。
こんなところで働きました。奥にはグループで部屋を貸し切って使えるスペースも。
飲み物はここのバースペースから出してくれます。なんかおしゃれ。気になる働きやすさですが、文句なしでした。インターネットも早いですし、プリンターなどもあります。近くにたくさんレストランがあるので食事にも困りませんでした。
帰りには夜のソウルを探索。
プサンも賑わっていましたが、やはり韓国の首都ソウルも負けてません。夜遅くまで若者が集まり路上で大音量の音楽を流しながらパフォーマンスをしていたり、露店では美味しい韓国料理が楽しめたり。平日からここまで盛り上がっているのには少し驚きました。
韓国人の友達おすすめのサムギョプサル屋さんで夕食。たまりませんね。
続いて、2つ目にお世話になったコワーキングスペースはHive Arenaさん。
potsnpansさんとは少し雰囲気が違っていて、ここは利用者同士の距離がとても近いです。そんな雰囲気を作っているのがオーナーのケイケイです。
最初から気さくに話かけてくださり、他の利用者の方にも私のことを紹介していただきました。「ここのコワーキングスペースで働く人はみんな家族なの」と語るケイケイの笑顔が印象的でした。
椅子やディスプレイなどの機材もたくさん揃っており、とても働きやすかったです。他の利用者さんたちが日本のリモートワーク状況について聞いてくることが多く、お互いの国の働き方について情報交換しました。こうして国を超えてお互いの働き方について情報交換できるのはコワーキングスペースならではかもしれませんね。ぜひ他の国のコワーキングスペースもいってみたいと思います。
この日は金曜日だったのでお仕事を終えてから韓国人の友人たちと合流し同窓会をしました。向かったのは韓国の居酒屋。
プロ野球の試合があったようで多くの人がユニフォームをきてました。最初は普通にみんなで食事をしていたのですが、22時を超えてくるとお客さんたちが立ち上がって店のBGMに合わせて歌ったり踊ったりしはじめました。23時ごろになると、お手洗いにいくのも大変なくらいの盛り上がりでとても楽しかったです。
韓国でワーケーションしてみて
9日間にわたるプサン、ソウルでのワーケーションもあっという間に終わりを迎えました。
海外でワーケーションをすることは私にとって初めての体験だったので、行く前は少し不安がありましたが、いざ行ってみると日本で仕事しているのとなんら変わりなくお仕事できました。また、変わらずお仕事ができた、というだけでなくコワーキングスペースでのワーケーションを通じて、日本にいたら知りえなかったであろう韓国の働き方についての情報も得ることができたという意味では、日本でお仕事をするよりもよかったのではないかと思っています。
韓国は距離的にも文化的にも日本と近いので、想定外のことが起きにくく、ワーケーション初心者にはおすすめです。みなさんもぜひチャレンジしてみてください!
次はどこへ行こうかな?
一年後にもまた韓国を訪れました
普通の会社員が1ヶ月韓国で旅行&仕事してきた 話題のコーリビングに潜入
タイもよかったですよー!
リモートワークで普通の会社員が1ヶ月タイでワーケーションしてみた
プロフィール
野本 司(のもと つかさ)
リモートワーク研究所研究員。大学時代にアメリカとスウェーデンでの留学を経験後、2017年4月にソニックガーデンに入社。入社前のインターンシップから現在まで、ずっとリモートワークをしている。世界各地を移住しながら働く生活スタイルに憧れがあり、現在計画進行中。趣味は旅行、プログラミング、野球。
Remote Work Laboでは様々な地域のサテライトオフィスやコワーキングスペースの実地調査を行いレポートを公開しています。ご希望があれば伺いますので、以下のボタンより、お気軽にお問い合わせください。
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