『おためしサテライト』で移住決定 ソニックガーデン社員が1週間島根で仕事してみた

ワーケーション。それは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で意味はそのまま、「働きながら休暇をとること」。この企画では旅行好きのリモートワーク研究所研究員の野本が国内外に旅立ち、各地でリモートワークをしその様子をレポートします。

 

(最終更新 2018/08/14)

リモートワーク研究所研究員の野本です!前回SonicGardenは和歌山でのワーケーションにいってまいりましたが、今回はワーケーション第二弾としてSonicGardenの若手3人と代表倉貫で島根県は松江市にワーケーションに一週間行ってきました。この記事ではその様子をお伝えします。

ワークとバケーションを同時に!?ソニックガーデンの初ワーケーション in 和歌山

お試しサテライトとは?

今回の私たちの目的はリモートワーク先の実地検証で、現在松江市が行なっている「おためしサテライトオフィス」という制度を利用させていただきました。この制度は、総務省が日本各地の自治体に委託している事業で、都市の企業や個人事業主、フリーランスを対象に地方での働き方を体験してもらう取り組みです。

自治体によって異なるようですが、松江市の場合は松江市までの交通費を無料にしていただきました。それだけでなく、松江市の方にお休みの日にアクティビティに連れていっていただいたり、観光案内をしていただいたり、本当によくしていただき、メンバーも松江が大好きになりました。さて、今回のワーケーションはどんなものになったのでしょうか?

1日目 特急やくもに酔いしれる

普段東京にいるメンバーは飛行機で島根へ、関西にいる私は新幹線で岡山まで行き、岡山から特急やくもという電車で島根に向かいました。岡山から島根まで3時間ほどあったので、このワーケーション中に行われる勉強会に向けて電車の中でしっかり準備するぞ!と意気込んで特急やくもに乗り込みましたがこれが悲惨でした。

特急やくもは振り子式電車と呼ばれる造りになっており、曲がっている時でも車体を傾けることで速度を落とさず走れます。
素晴らしい技術ですね。

…ただ、これが悲劇の始まりでした。車体を傾けては戻し、また逆方向に傾けては戻し、ということを約3時間続けるのです。…そうです。酔うのです。

勉強会に向けての張り切りは一瞬で消え去り、揺れによる吐き気に耐えながらなんとか3時間を耐え抜きました。車窓からの景色はとても綺麗で、ぜひみなさんにもお見せしたいのですが、私野本は写真を取れる状態じゃなかったです。笑

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と、スタートは最悪だったのですが、着いて東京のメンバーと合流し、今回お世話になった松江市の方の送迎で早速松江の美味しい海の幸を堪能できるお店へ。最高。島根は日本酒が美味しいという話を聞いてつい一杯注文しそうになりましたが、そこはなんとか自分に打ち勝ち、今回のワーケーションをするワークスペースへ向かいお仕事をしました。

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松江駅前の松江テルサという施設の中にあるスペースで、設備も整っており快適でした。

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夜は島根の地酒を飲んだり、地ビールを楽しみました。

2日目 温泉を堪能

この日は前日とは別のワークスペースに連れて行っていただきました。

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この場所は写真の窓から見える景色からもわかるように山奥です。お店やコンビニがないので食料の調達も大変でしたが、いくつかの東京の企業さんがここをサテライトオフィスにして使っていらっしゃるらしく、周りに何もないので、逆に横の繋がりが生まれるそうです。

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夜は、近くの玉造温泉に連れていっていただき疲れを癒しました。都心にはないどこまでも広がる夜空と、温泉街らしいのんびりとした雰囲気を存分に楽しみました。

3日目 シーカヤック体験

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この日はお仕事がお休みということでシーカヤックに挑戦することに!メンバー全員、シーカヤック初体験でしたが天気もよく、インストラクターさんの丁寧なご指導もあってたくさん楽しめました!

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途中ぶつかりました。笑

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昼からは松江城を見学し、夜は地元の方オススメの地酒を堪能しました。

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4日目 壮観!出雲大社

この日は出雲大社と出雲日御碕灯台に連れていっていただきました。

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お恥ずかしながら、私は出雲大社に行くまで知らなかったのですが、出雲大社は「いずもおおやしろ」と呼ぶのが正式名称だそうです。「いずもたいしゃ」だと思っていました。公式ホームページにも「Izumo Oyashiro」と書いてありました。

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続いては出雲日御碕灯台です。日本一の高さを誇るこの灯台は、世界の歴史的灯台百選や国の登録有形文化財にも選ばれています。163段の螺旋階段を登った後でヘトヘトな一行でしたが、この景色にはそれだけの価値が十分にありました。

5日目 古民家風オフィスでお仕事

この日は古民家風のオフィスをかしていただきそこでお仕事をしました。

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古民家風とはいっても綺麗にリノベーションされており設備もバッチリです!

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宍道湖に沈んで行く夕日を眺めながら宿泊先へ帰りました。

6日目 イベント開催

この日はお仕事をした後にMONSTER LABさんの松江オフィスを見学させていただきました。

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昔デパートだった建物をリノベーションして作ったというオフィスはとても綺麗で広々としていました。こうやって普段会えない方と交流できるのもワーケーションの魅力の一つかもしれませんね。MONSTER LABさん、ありがとうございました。

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この日の夜はソニックガーデン代表倉貫が開催する「プログラマとして生きていく松江エンジニアライフ」というイベントに参加しました。

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私たちも前で発表させていただきました。

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そのあとは参加者の方々との交流会を行いました。私は社外のエンジニアと話すのが初めてだったのでとても良い機会になりました。

7日目 これを食べなきゃ帰れない 松江のそば

朝からお仕事をしたあとお昼は有名な島根の割子そばを食べました。

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この写真を見てるとまた食べたくなってきました…笑これにて島根でのワーケーションが幕を閉じました。お仕事に、観光に、そして島根の方との交流と、とても内容の濃い一週間になりました。それも全て今回お世話になった方々のお陰です。ありがとうございました。

次はどこへ行こうかな?

松江を気に入ったメンバーが移住を決意

実はこの合宿で、メンバーの一人が島根をとても気に入ったようで、本格的に島根への移住に向けて準備を始めるようです!急な展開に私も驚きましたが、島根で実際に一週間過ごしてみて、島根の人や食事、自然が素晴らしいのはもちろん、一週間働いてみて、働く環境としてもよかったので島根への移住は納得です。

青森のエンジニアとハッカソン!株式会社ソニックガーデン ワーケーションレポート

プロフィール

野本 司(のもと つかさ)

リモートワーク研究所研究員。大学時代にアメリカとスウェーデンでの留学を経験後、2017年4月にソニックガーデンに入社。入社前のインターンシップから現在まで、ずっとリモートワークをしている。世界各地を移住しながら働く生活スタイルに憧れがあり、現在計画進行中。趣味は旅行、プログラミング、野球。

 

Remote Work Laboでは様々な地域のサテライトオフィスやコワーキングスペースの実地調査を行いレポートを公開しています。ご希望があれば伺いますので、以下のボタンより、お気軽にお問い合わせください。

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