ワーケーション。それは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で意味はそのまま、「働きながら休暇をとること」。この企画では旅行好きのリモートワーク研究所研究員の野本が国内外に旅立ち、各地でリモートワークをしその様子をレポートします。
Selamat tengahari & Selamat petang!(マレーシア語でこんにちは)。リモートワーク研究所研究員の野本です。今回は約2週間マレーシア、クアラルンプールでワーケーションしてきました!では早速ワーケーションの様子をご紹介していきたいと思います。
マレーシアってどんな国?
マレーシアは日本から飛行機で約7時間のところにある、東南アジアに位置する国です。首都のクアラルンプールへは日本からの直行便が多数出ており、アクセスの良さからもたくさんの日本人が訪れています。
典型的な多民族国家であり、人口の6割をマレー系、3割を華人系、1割をインド系が占めています。そのため宗教もイスラム、仏教、ヒンドゥーと多様です。かつてイギリスの植民地だったことからキリスト教も多くはないですが、見かけられます。また、歴史的に日本との関わりも多く、日系企業も多いです。
今までいろんなところにいきましたが、多様という意味ではマレーシアが一番かなという感じがします。とても興味深かったです。
カメラに入りきらない…巨大なモスク
クアラルンプールに到着し、はじめに訪れたのがモスクです。日本でもたまに見かけますが、そこまで一般的な存在ではないですよね。クアラルンプールでは街の中心地に複数のモスクがあり、見学することができます。
服装と訪れる時間には要注意。肌の露出が多い服装で行くと、中に入れないことや、ヒジャブと呼ばれるローブのような物を着用するように注意されることもあります。
また、イスラム教以外の人の立ち入り時間を制限しているところが多いです。金曜日は大切な日とされ多くの人がモスクを訪れているため、金曜日は避けて訪れるようにしましょう。ただそれ以外の日だと結構オープンでガイド付きのツアーを行なっているところもあり、色々質問しながら見学できるのでおすすめです。
チャイナタウンには毎日お世話になりました
クアラルンプールにはチャイナタウンがあり、ちょうどホテルがチャイナタウンの近くだったこともあり、滞在中なんども訪れて中華料理を楽しみました。さっきまでイスラムの雰囲気の中にいたのに、少し移動したらチャイナタウンに来れるのは多民族国家ならではなのかと思います。
お仕事はおしゃれなカフェで!
今回もいつも通りコワーキングスペースでお仕事しようと思っていたのですが、たまたま泊まっているところの近くのコワーキングスペースが月額プランしかないところしかなかったこともあり、今回はカフェを巡りつつお仕事してきました。
クアラルンプールのカフェは朝早くから開いているところが少なく、その代わり夜は遅くまで開いているところが多かった印象です。レストランを兼ねているところも多く、昼食もそのままカフェで取れるので便利でした。
何でこんな働き方ができるの?どうやって働いてるの?
ところで、なぜ私がこんな感じで自由に働けているのか、不思議に思っている方もいらっしゃるかもしれません。私はフリーランスとして働いている訳でも、自分の会社を持っている訳でもありません。社会人2年目の、俗にいう「普通の会社員」です。
ただ、私の勤めるソニックガーデンが「全社員リモートワーク」を行う会社でだからこんな働き方が可能なのです。ソニックガーデンのリモートワークのポイントはこんな感じです。
SonicGardenについてはこちら
- 物理的なオフィスはなし オンライン上にあるバーチャルオフィス「remotty」にログインして働く
- ミーティングや相談はチャットやテレビ会議で行う
- オンラインになれる環境であればどこで働いても良い
なので今回、私は日本にいるときと変わらないやり方でいつも通りの仕事を行なっていました。メンバーの中には私が海外に来ていることに気づいていないメンバーもいましたよ(笑)
Remottyについてはこちら
ヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」へ
さて週末はマレーシア随一と言われるヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」へ行って来ました。
この写真分かるでしょうか?奥に洞窟があるのですが、なんとそこにたどり着くためには手前に見える272段の階段を登らねばなりません…息切れ。
中はこんな感じ。4億年前の石灰岩でできた洞窟の中に寺院があります。映画の世界みたい。
バナナリーフカレーにラクサ…多様な食文化
たくさん歩いたので、お腹が空きました。この日はバナナリーフカレーという料理をいただきました。バナナの葉にご飯、カレーなどが盛り付けられており、見た目も美しい一品です。
もともとはインド系の民族がマレーシアに持ち込んだものですが、今ではマレーシアで広く受け入れられているそうです。
またマレーシアと聞いてラクサを思い浮かべる人もいるのではないのでしょうか?私もたくさん食べて来ましたよ!変な表現ですが、ラクサはココナッツ風味のカレー麺といったところでしょうか(?)滞在中は美味しくていろんな店をまわってラクサ食べてました。
まとめ
平日は普通に仕事をして週末に観光という形で2週間過ごしましたが、あっという間の2週間だったように思います。日本との時差も1時間しかないですし、安全面やネット環境もよかったので初めてワーケーションしてみたいなーという人にはおすすめの場所です。
日本という単一民族国家で暮らしている私にとっては様々な文化が混ざり合うマレーシアはとても刺激的で楽しかったです。皆さんもぜひチャレンジしてくださいね!
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ワーケーションとは?事例まとめ 海外に行った例も
「ワーケーションやってみたい!」という方はこちら
初めてでも安心!ワーケーションガイド 持ち物や場所選びを解説
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この記事を書いた人
野本 司
リモートワーク研究所研究員 大学時代にアメリカとスウェーデンでの留学を経験後、新卒で2017年4月に株式会社SonicGardenに入社。入社前のインターンシップから現在まで、ずっとリモートワークをしている。趣味の旅行を兼ねて国内外を飛び回りながら働く生活スタイルをしている。