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第1回から読む
サテライトオフィスと在宅勤務は違うんですか?
サテライトオフィスと在宅勤務は違いますね。オフィスが欲しい人がいるので。サテライトが良いっていう人のほうが結構多いですね。やっぱりお子さんがいると仕事がしにくいっていう人のほうが多いから、「そのためにオフィスを用意したほうがいいんじゃない?」って。
じゃあ、地方に1人でもいればサテライトをつくって?
はい。
面白い。
ソニックガーデンさんとはどこが違います?
そういうのを聞いてみたい(笑)。
じゃあ、今度はこちらの画面をお見せしましょうか。
これがRemottyですか。
そうです。これがRemottyで、弊社のオフィスです(笑)。顔をずっと映してはいるんですけれども、音声はつながっていません。チャットで皆と話します。僕らの場合は、オフィスにいても地方にいても、たとえメンバーが近くにいたとしても、全員がそれぞれのカメラで顔で映すことにしてます。
リアルタイムなんですね。
1分おきの画像ですが。オフィスの様子を映すというのもやったんですけど、地方の人とオフィスの人でハンディキャップができてしまうので、いっそ全員が在宅しているような形で、全員がログインすることを前提にしています。オフィスにいても同じです。
論理出社、というやつですね。
そうです、ログインしたら出社で、ログオフしてたらお休みになりますね。こうしてログインしているメンバーの顔を見ると、誰がどこにいるかあまりもう気にならないですね。私がここにいますけど、他のメンバーでいうと、彼が富山、彼が千葉の柏ですね。岡山、静岡、兵庫。彼は今は実家の大阪に帰ってますね。あとは広島、彼は神奈川の相模原。副社長も今は岡山に帰ってますね。
画面で見ると、どこにいるかわからないですね。
そう、だから良いんですよね。オフィスと在宅で差がない。仕事中は僕らは必ずここに入りましょうとしているので、仕事中のコミュニケーションはこの中のチャットで完結します。
Remottyの特徴は、顔が映ってることですか?
それが1つです。リモートワークをしていると、存在感が消えてしまうことがあるのでカメラで映しっぱなしにすると、本人は努力しなくても存在感を出すことができるんです。アイコンではダメで、ライブ画像にしていて、この瞬間の様子が見えるので、在席をしているかどうかもすぐにわかって、声をかけやすいんです。
確かに、それはありますね。相手の様子がわからない電話はかけにくいですから。
もう1つの特徴は、参加している全員に通知がいかないってことですね。facebookのようなもので、自分用のタイムラインを持っているので、自分のところに書き込んだ内容は、右側のアクティビティと呼んでるところには流れますが、通知はいきません。だから、独り言のような内容でも発信しやすいんです。
人数が増えてくると、ちょっとしたことを書きにくくなりますからね。
そうなんです、だからといって個別グループで内密に話されると、情報共有が滞ってしまいます。だから、みんなの見えるところで話してもらう。その話してる当人同士だけに通知が行くようになっています。
誰と誰が話してるのかわかりますか?
タイムラインの下のあたりにアイコンが出てると思いますが、その人たちが同時に見ている人たちです。例えば、ここに人を呼んでみましょうか。(「@here 集まって」と入力する)
すごい、集まってきた。
すごい、速い。
こんな風に話したい人と、話したい場所で話せるんです。@でメンションを飛ばして呼ぶこともできますし、その人のタイムラインに行って話しかけることもできます。
これ、席の周りに集まってくる感じですね。
そうなんです、アクティビティに流れているのを見て、興味のある話題なら一緒に話に入ることができるんです。仕事に集中してる時は見なくてもいい。まるでオフィスと変わらないですよね。
これは楽しいですね。
個人のタイムラインと、全体のアクティビティで、独り言も書き込みやすくなるので、「おはようございます」や「ご飯食べてきます」なんかを書き込んだりしますし、ちょっとした困ってることや、なんでもないことを書き込んでおくと、そこから雑談のきっかけになったりします。
Remottyが想像以上にオフィスですね。
ソニックガーデンでは、今はサテライトはなくて、地方の全員が在宅勤務しています。地方の場合、家も広くて仕事場を持てたりするので、もういいでしょうって。給与水準を地方と東京で分けてないので、地方に行けば行くほど豪邸に住んでるんですけど(笑)
そうですね。それはうちも同じ(笑)。
これは自分たちでお作りになってるんですよね?
そうなんです。ソニックガーデンでツールが統一されてるのは、自分たちでつくってることもある気がしますね。
そうですよね。作っていく人だからね(笑)。
自分たちで作っていくのが一番フィットするんです。あと、作るのが好きな人たちなので。不満があれば自分たちで直しちゃうので(笑)。
(一同笑)
このツールも最初は10人ぐらい用に作っていたんですけど、だんだん社員の人数が増えてきたので、それに合わせてユーザーインターフェースをだんだん変えてきました。これからもまた人数が増えるので、人数の増加に合わせてたぶん改良していくとおもいます。
他の会社で使ってる人っていらっしゃるんですか?
はい。使ってくださってる会社さんはありますね。まだ実験段階というか、僕ら自身もこれをずっと直していくので、僕らが直していくのにお付き合いいただけるところと一緒にやらせてもらってますね。
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