テレワーク、在宅勤務の専門メディア
第1回から読む
そういったツールを使うような文化があるのが、ダンクソフトさんの強みでしょうね。
そうかもしれない。
ツールはすでに沢山ありますよね。だからといって、いろんな会社さんが「ツールを入れたら、うちもダンクソフトみたいな働き方ができる」ってやると、たぶん失敗すると思うんですけど。
ツールだけだと、そうですね。
ダンクソフトの働き方を支えるカルチャーってどう言ったものでしょう?
いろんなことに1人1人がチャレンジしやすい雰囲気はありますね。言い出しっぺ制度っていうのがあるんですけど。
言い出しっぺ制度(笑)。言い出しっぺは損しそうな雰囲気がありますが。
(一同笑)
そう。損にならないようにするところがミソで、やっぱり手を挙げた人にさせて、それをみんながサポートするみたいな文化があるんですよ。たぶんそういうのが大きいと思います。上からガンガンという感じの会社じゃないので。ツールや環境は用意しちゃいますけど、使うのは勝手に使ってっていう感じの企業文化はありますね。
言い出しっぺ制度はどうですか?
それのおかげでいろいろ進んでいる部分もあるんです。絶対損しないかっていうと、自分の仕事もあってさらになので、それはなかなか難しいところがあるんですけど。でも、だからこそ他にないような雰囲気とか文化って生まれているところがあると思うので。
なにかエピソードありますか?
前のオフィスのときに家具やデスク、椅子とかというのが、普通のオフィスのものだと、ちょっと嫌だという女性の社員がいまして。そのときに「どうしたらいい?」っていう話をしたときに、当時IKEAが日本に上陸したばかりで「IKEAの家具がいい」みたいな話をするので「どうぞ」みたいな(笑)。
なので、移転するときに彼女に全部「どのデスクを使って」とか「どの椅子を使って」とかっていうのを選ばせて、オフィスがもうIKEA一色になったっていうのがあったんです。
「IKEAにしたい」って言って、反対は出なかったんですか(笑)?
そのときはなかったですね。
たぶん、みんな分かってなかったんだよね(笑)。オフィス家具がIKEAになるということ自体がどういうことになるのかって。
IKEAにしたことによって、引き出しとか、置き机とかが全部なくなって、袖机とかも全部なくなっちゃって。
そうですよね。日本のオフィス机じゃないですもんね。
全部なくなっちゃいましたので、そのおかげでペーパーレスっていう取り組みもしているんですけど、物理的にもデータ化しないと働けないという状況にもなったので一石二鳥というか、よかったのかなと。
あそこで引き出しをなくしたのは大きかったですね。
大きかったです。たぶん。
それ面白いですね。強制的になくなった訳だ。
みんなIKEAとか分かんないうちにやっちゃったので。紙の置き場がなくなってるっていうのは、ある意味ではリモートワークに移行はしやすかったですよね(笑)。
(笑)
普通の会社はなかなかそこに行かないけれど、それが一気に行けた。なんとなくデザイン的にはきれいだし、楽しそうだねっていうほうが先でした。
ソニックガーデンさんも、使ってらっしゃる机とかもIKEAですよね、きっと。
そう、うちもIKEAですね。
本当だ。懐かしい、見慣れた家具だ(笑)。
自分たちで組み立てるんです。
僕らも最初やりました。あまりに大変なので、2度目は頼んだけど(笑)。
そうですね。頼むようになりましたね(笑)。
ソニックガーデンでは、中途で入ったら、一番最初は自分の机は自分で組み立てるということになってるんです。
それ、いいですね。いや、あれは学ぶことが多いですよ。標準品の面白さというか。
うちも一時期は新入社員が入って自分で机を組み立ててました、ドリルで(笑)。
やってたよね。
「入ってすぐには、お前の机はまだないぞ」って(笑)。
リモートワークラボをフォローしよう。
リモートワークラボにいいね!する リモートワークラボをフォローする