千葉市は1日から、市職員が職場に出勤せずに自宅で仕事ができる在宅勤務制度を新たに導入した。仕事と育児、介護を両立している職員を支援するのが目的で、政令市では広島、福岡に次いで3例目という。
市人材育成課によると、制度を利用できるのは在職1年以上の職員で、
〈1〉小学3年までの児童がいる
〈2〉介護が必要な家族がいる
〈3〉インフルエンザなどの感染症で出勤できない
のいずれかに該当するケース。制度を利用したい職員は、上司に理由とともに申請する。1回の申請で最長6か月在宅勤務でき、更新も可能。教員や消防・救急隊員など出勤しないと従事できない場合は対象外となる。
在宅勤務の職員は、自宅のパソコンを市役所のネットワークにつないで仕事をする。始業、昼休みの前後、終業時にはメールで所属長に報告し、上司らと仕事内容の相談を行うため、1週間のうち最低1日は出勤するよう定めている。
まだ利用希望者はいないが、同課は「働き方の選択肢を提供することで、仕事と私生活のバランスをうまく取ってもらいたい」と効果を期待している。
読売オンライン Webサイトより
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20150901-OYTNT50406.html